2016年01月
2016年01月29日
檀家から寺への寄付金-確定申告
E-TAXで確定申告していたときに、ふと考えた。
寄付金控除では、政治家などへの寄付金が所得控除の対象になるのに、信者である檀家が寺の修理費用(檀家総会で決定したもの)として寄付したものは、対象外となっているのだ。
宗教活動には政治はかかわらないということは理解しつつ、何故政治的なものは控除対象になるのか?理解できない。
それから、年金の所得控除(必要経費)が65歳以上なら120万円なのに、給与所得控除は65万円というのは、どういう根拠があっての決め事なんだろう?
今回の消費税軽減税率の議論も、どうも論点が狂っているとしか思えない。そもそも、年寄りも子供も金持ちも貧乏人も同じ率で課税されるという消費税そのものの在り方を見直すべきではないだろうか?
消費税を納税する側(事業者等)も、簡易納税(=業種によって、徴収した消費是税の90%~60%を納めればよい)などの恩恵があるし、果たして消費者が支払った消費税が完全に国庫に納入されているとも思えない。
真に豊かさに対して平等な税制は、基本的には所得税中心であるべきだと思う。それができないのなら、弱者にはキチンと一括・一時的バラマキではなく、毎年確実に還元できるような仕組みにすべきではないだろうか?
今、「安心」というキーワードがもっとも大切にされなければならないと思うが、何事も一時的で将来を考えると「不安」だらけなのだ。
サザンの「栄光の男」という曲のなかで、「・・・この世は、弱いものには冷たいね・・・」という歌詞があるが、まさにそのとおりの世の中だ。