2015年12月28日

戦争と指導者と国民の責任・・・ひとりごと・・・

先日放送されたNHK特集やカラー化された戦争の動画などを見ていると、指導者の判断力とタイミング、そして国民の政治判断(国民の責任)がいかに大切かを感じたものである。

また、ドイツのヒトラー政権が、どのようにして誕生していったのかは、興味深いものがあった。時の国民や議会がその当時の経済政策等で成功していたヒトラー政権を熱狂的に支持し、結果としてその独裁政権化に加担していった事実は、現在の日本における政治の実態を考えると、恐ろしくなる。

現在の日本でも、仮にある政党が首相がこのような圧倒的な政策の成功を成し遂げたとしたら、同じように独裁化をあるいは憲法改正を認めることにつながるだろう。つまり誰も暴走を止めることができなくなるに違いない。その政権を批判しようものなら、昔でいう非国民よばわりはもとより、マスコミも含めて周りから袋たたきに合うことは間違いない。

独裁政権、ワンマン政治家の唯一のメリットは、安倍さんがいつも言ってる「決められる政治の推進」だと思うが、その判断がひとたび誤った場合、それこそ国民全部が道連れにされ、奈落の底へ一気に突き落とされるだろう。「決められる政治」は必要だが、それがワンマン・独断、あるいは一握りのグループだけの判断であってはならないのだ。

そういった暴走をさせないためには、国民の見る目がしっかりしていなくてはならない。仮に選挙で選んだ政権が暴走をしたら、それは、最終的には誰のせいでもなく、投票を棄権した国民を含めて、その政治家を選んだ国民のせいなのだ・・・DSCN2866

もうひとつは、その判断の根拠となる情報の重要さである。これは少なくともマスコミや政治家、評論家の責任となる。誤った情報を流したり、秘密にしたり、利益誘導したり、必要以上にあおったり、時の権力者はかなりの範囲のことができるたろう。

日本人は特に周りのものに流されやすく、忘れっぽい。マスコミ報道や官邸発表をうのみにする。最近は新聞を読まない。テレビも娯楽ものしか見ない。そういった中で、まっとうな判断ができるのか? 世論調査などを見ていると、特に大きな政治の動きがないのに、わずかの期間で内閣支持率が上下する。馬の鼻先の人参しか見てないから、本質を見極める力が弱いのかもしれない。

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jujucall at 10:23コメント(0) |   mixiチェック

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